昨日(5/31木)ですが、株式会社サイバーガーデンの益子貴寛氏主催の、アップルストア銀座にて行われた「XHTML+CSS (r)evolution, 3nd」に参加してきました。
このブログを立ち上げるにあたり、参加したセミナーのレポートも掲載しようという目的も有ったので、早速レポートします。
レジュメも音声も公開されています。これを見て、聞いて頂ければ、私の出る幕は無いんですが…
HTMLからXHTMLの移行が進まないならいっそのことHTMLを再「構築」しませんか?というTim Berners-Leeの発言がきっかけで「HTML5(そもそもは『Web Applications 1.0』という名称で進められていたそうですが通称のHTML5が正式名称になった)」という意識が生まれたそうです。
詳しい内容はレジュメをご確認頂いた方が早いと思いますが、私の正直な感想としては、HTML5と言われても、結局実作業では今のところ何の変化がある訳でもなく、ブラウザが対応する(だろう)時期もまだまだ遠い未来 ─ 2010年頃とのことで、現在の私達実作業者には当分ほとんど関係が無いだろうモノだ!というのが内容をお聞きした感想でした。
第一段のWorking Draft(:仕様草案)すらまだ策定されていないので、セミナーの内容がどうのこうの、ということではなく「HTML5」というもの自体が雲を掴むもののような印象を受けました。
今後、開発が予定通りに進むかどうかにもよりますが ─ 予定通りに進んだとしても2010年勧告とのことなので、どちらにせよ向こう1年やそこらでの変革ではありませんが ─ 益子氏もおっしゃる通り、現在と2010年のWebや世界の状況も変わっているのにそのまま勧告されるのだろうか?というのはもっともなご意見です。
個人的にとても面白かったのは本編よりもその後に行われたトークセッションでした。
益子氏とインフォアクシアの植木真氏と、ロクナナの中村亨介氏と共に「HTMLの再開発は必要なのか?」というテーマで、業界TOPに位置するお三方のディスカッションが行われました。
結論から言うと「とりあえずは聞き流してしまっていいのではないか?」(植木氏)、「XHTMLに慣れて来た昨今、もうHTMLはいらないんじゃないか?」(中村氏)という本音トークを聞くことが出来ました。
他にディスカッションの中で面白かった内容としては益子氏と中村氏とが以前話していた内容を公開してくださって、「HTMLの簡素化+付加機能の強化」という新しい観点でHTMLを再考出来ないか、という話しでした。例としては、リストタグだけでも<ul><ol><dl>と3つも有って分かりにくい→ひとつのタグにならないか、等。昔、HTMLを触り始めた頃、確かにこの差が分かりませんでした。これらまとめられるものをまとめて、もっと簡単な言語にすると更にHTMLが普及するのではないか、というお話でした。
また、植木氏によると「ユーザビリティ面でタグを増やす等のことも考えてほしい」。たとえば日付の表記の「05/31」が情報として「日付」「分数」「ページ数」とどう捉えられるかをタグで指定出来ない(日本独自の文化も起因する)等、そういう所を変えて行けるのでは、とのこと。世界共通のclassでもidでも、確かに日付の表示等にもうひとステップ有っても、便利にはなっても苦にはならない事ですね。
どれもこれも、日々マシンに向かって作業しているだけでは得られない情報でした。
HTML5、2010年に本当にやってくるのでしょうか。それとも全く別の形の何かがやってくるのでしょうか。しばらく成り行きを見守りたいと思います。