先日、またセミナーに参加しまして「第2回『Web研』~ユーザーエクスペリエンス ワタシの流儀~」というのを受講してきました。
いつもいつも(X)HTMLとCSS関係のセミナーばかりで(以前『Photoshop World 2006 Big Debat』というのは受講しました。←もうオフィシャルサイトがないので、ニュースへのリンクです。)今回珍しくFLASH畑の方のお話を聞けるとので、楽しみにしていました。
「CSSのひと と FLASHのひと って、なんかハムのひとみたいで嫌ですね」と、益子氏。
でも分かりやすいので敢えてタイトルに使わせていただきました。
「ユーザーエクスペリエンスの考え方とアプローチ」という議題で、毎度お馴染みの(X)HTML+CSSの第一人者と言っても過言ではない益子貴寛氏と、FLASH制作において数々の賞を受賞されている博報堂アイ・スタジオの佐野勝彦氏が講演してくださいました。広告業界最大手の博報堂や電通の関係者がWebのセミナーにご参加されるのは(私がよく参加する系統のセミナーでは)とても珍しいことなので、なんだか貴重な気がしました。
実は以前私は益子氏に「このXHTMLだCSSだと騒がれている時代に、FLASHの存在価値ってどうなるんでしょう?」とお伺いしたことがあります。その時のお答えとしては「FLASHは、間違いなくこれからも残っていきます」とのことで、その時はネットを介しての質問だったので勝手に「違う道を辿りつつ、HTMLとは別に残っていく」と仰ったのだと解釈していたのですが、今回なんとなくその答えが出たように思いました。
というのも、お二人のディスカッションでもお話されていましたがHTMLとFLASHとは全く別のニーズが有り、たとえば静的ページにはXHTML+JSが向いている反面、商品などのブランディング等にはFLASHがとても有効であるのが事実で、その逆をやってしまうと訴求力がガタ落ちするのは実際分かり切ったことです。
また、(この業界に居つつ仕組みがきちんと分かっていない私も私ですが)現在のGoogle等の検索エンジンは、そこまでソースを重視しておらず、どちらかというとそのサイトへのリンク等を読む動きがあるそうで、XHTMLであろうとFLASHであろうと、今後は【SEO対策 < コンテンツ対策】が重要になるだろう、との裏話もお聞きしました。これに関しては目からウロコでした。
かと言ってWeb標準から外れたXHTMLを組もう!なんて言う話とは全く別ですが、FLASHに関しては「見える」ものに情報すべてを組み込んでしまうという「ソース」という概念とは別次元のプロモーションなので、現在は一時よりFLASHコールが減ってはいるものの、また以前よりはもっと派手な形でのFLASH展開が広まるのではないかと、私は考えます(まあ、ただ恐らく制作会社レベルで2極化して行くという変化だとは思いますが…)。一方で眺めるのに時間がかかるからFLASHが有ると2度目からは「SKIP」ボタンを押す、という私のような人間が居るのも事実ですが…
さらに、デザインに関するこぼれ話として、最近の傾向として「CSSで組みにくそうだな」と、若干デザインの手を抜くデザイナーが居るよね、という話にまで及ばれましたが、結論から言うと「それはありえないこと」。「どんなデザインでもマークアップが出来るのが真のコーダーである」とのお言葉は、染み入りました。
今回ゲストではありませんでしたが、たまたま会場に佐野氏と共にSHARPの亀山工場のFLASHサイトを作成された西田幸司氏がいらっしゃったのですが、先に挙げた「Photoshop World 2006 Big Debat」にて亀山工場サイトのデザインへ至るまでのお話をお伺いしてとても衝撃を受け、実はそれを機に少し自分のデザインの腕が上がったように感じたのですが、それに関する内容のパブリッシュは、また別の機会にこちらにアップしようと思います。