東京ミッドタウン デザインタッチ 1日目

サタデーNightに!

07-11-03(Sat)

東京ミッドタウン デザインタッチ 2日目、3日目

一昨日に引き続き、ミッドタウンデザインタッチカンファレンスの2日目、3日目に行ってきましたのでそのレポートを。

行ってきたのは近藤康夫氏による「企業とデザイン」、FUJIFILMのデザインセンター(インハウスデザイナー)6名による「FinePix Designers」、そしてアーティスト(テキスタイル中心)スチュワート・ラッセル氏による「アート&デザイン・プロジェクトの類似と相違」の3件。
本当はもっともっと受講したかったのですが、大人の諸事情により断念。

全部書いているとキリがないので、一部ですがご紹介です。

■まずは近藤康夫氏による「企業とデザイン」

デザイナーの「名前」を全く気にしない(知らない)私、近藤氏を存じ上げなかったのですが、この方も先日の富松氏と同じく九州大学の教授だそうです。が、それよりなにより、誰もがおそらく一度は必ずテレビ等で目にしているアレのデザインをされた方だそうです。

と、始まったのでてっきりインテリアデザイナーさんかと思いきやそのほかにも陶器のデザインやプロダクトデザイン領域までされるすごい方でした…
存じ上げずにすみません。

デザインというものが日本で意識し始められた1960年代からのデザインや社会状況の変遷と、それを踏まえ今後意識しなくてはいけないデザインの「肝」について語ってくださいました。

近藤氏いわく、これからは「『つなぐ』デザイン、『再編する』デザイン」という時代になるのではないかと仰います。
細分化されていってしまった(デザインの)機能や世代を「つなぐ」、格差社会を「つなぐ」、企業と文化が「向き合う」デザインが今後は求められるだろう、と。

実際の近藤氏の携わった作品とそのコンセプトなどを多数ビジュアルで見せていただいたので、とても刺激になったのとともに、コンセプト+プレゼンの新しいアプローチの仕方などもとても勉強になりました。

■そして本日2007/11/2(金)に参加した1つ目FUJIFILMの「FinePix Designers」

正直、こういうセミナーに企業名が置かれてしまうと「宣伝をされるのではないか?」と思ってしまうのですが、思いながらも自分がFinePixユーザーであるという理由だけでプロダクトデザイナーでもないのにその造形美へのこだわりを聞いてみたい、と思い参加しました。

とても面白いと思ったのが、あれだけの商品でありながらデザインセンターのデザイナーはそんなに多くないらしい(具体数は未発表)ということ。
人数がそんなに多くないということでデザイナー間でのビジョンの共有の為に数年前から「Creative method book」というFUJIFILMのDNAを共有するための冊子を作成し、ひとりひとりが所有しているそうです。

少ない人数だからこその「個人のオリジナリティーの尊重」を重視しつつ、行き詰ってしまったときの立ち戻るためのフィロソフィーとしての「Creative method book」には、共通意識としての「good morning "innovation"」という文字がでかでかと刻まれていました。
※社外秘ながらそこだけ見せてくださいました。

デジパもあります、「クレド」。
それこそミッドタウンやリッツカールトンと同じようなビジョン共有のツールとしての「クレド」ですが、FUJIFILMデザインセンターのようなビジュアルを大々的に使っている(予想)ビジョン本も良いですね。

このほか、FinePixのデザインに関するtips的なあれやこれやや、今後のFinePixの展望などを少しだけ見せてくださいました。

■そして最後、スチュワート・ラッセル氏の「アート&デザイン・プロジェクトの類似と相違」

アーティストとデザイナー、展示会のキュレーターという二足ならぬ三足のわらじのスチュワート氏が、その仕事を通して彼なりに考えるデザインとアートの違いを教えてくださいました。

デザインとアートの違いとして、いろんな人とのコラボレーション等があったりするので、多数で作業するか一人で作業するかの違いであるとか、アートは自己満足で(発表するだけで)終えても良い物ではあるけれども、デザインはその先のメッセージの伝わり方を考えるべきものである、など、改めて言葉にされて思い知る事もありました。

通訳さんを通しながらですべてが通訳されきっていないような感じもしましたが、なかなか日本人ではアーティスト兼デザイナーという方も居ないように思うので(日本人はどちらかにかたよるイメージがありませんか?)貴重な意見を聞けたと思います。


今ミッドタウンはこのほかにもデザインが溢れています。
ミッドタウンだけではなく100% Design Tokyoなどのアートのイベントも行われていたりします。

この機会にぜひ、普段デザインを意識されない方も「アーティスト」ぶってデザインやアートに触れてみてはいかがですか?

Posted by moriya emi|Category: セミナーレポートComments(0)Track Back(0)
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