一般的な見解から気づいた事

CSS Nite in Ginza, Vol.21レポート(2)

08-01-22(Tue)

CSS Nite in Ginza, Vol.21レポート(1)

先週末、アップルストア銀座 3F Theater にて行われた「CSS Nite in Ginza, Vol.21」(通称、帰ってきたCSS Nite、らしい)に参加して参りました。遅くなってしまいましたが、そのレポートを。

今回のテーマは「携帯サイト」。
私は携帯に関しては実制作ではコーディングはおろかデザインすら殆ど関わりませんが、いつ何時そういう事になるのか解りませんので、参加した次第です。
早くも携帯の使用状況アンケートの結果が公開されていますので、CSS Nite公式ブログにてご覧ください。(あくまでWeb制作者のアンケートなわけですが……)

前半後半に分かれていたので、長くなりそうなので今回は前半の宮永邦彦氏(アイデアマンズ株式会社)「携帯サイトのコーディング事情〜基本編」のレビュー(というかまとめメモ)から。
と、言いつつも、HTMLタグの表等もご紹介頂いたのですが、そこまでメモしている余裕がありませんでしたので、それは CSS Nite公式ブログにて公開されるのをお待ち下さい。

宮永邦彦氏(アイデアマンズ株式会社)「携帯サイトのコーディング事情〜基本編」

基本編……応用編が有るよ、というお話はありませんでしたが(笑)、基本的に宮永氏のご意見としては「携帯サイトは最初は多少面倒だけど、(HTMLの知識の有る人なら)誰でも作れる!」というのを終始口にされていました。

[1] 現状

  • 携帯ユーザー:7,086万人
  • 両方ユーザー:6,099万人
  • PCユーザー:8,055万人

ただし、mixiに関しては既にPCよりケータイユーザーの方が居るそうです。
それだけ最近ケータイでブラウジングする人が増えてきたという事でしょう。そろそろ目をつぶってはいられません。

以下、箇条書きにて内容のメモです。

■よく使うのは?
学生や若年、また、女性。上記mixiモバイルは女性の方が多い。

■携帯向けに良いコンテンツとは?

  1. 中毒性の高いコンテンツ─SNSや株/投資情報等
  2. 短時間で済むコンテンツ─ニュース、携帯小説、漫画等
  3. 緊急度の高いコンテンツ─乗り換え案内等(ただし、メディアとしては不向き。GPSとの組み合わせなど今後の展開に期待)

■最近の各携帯キャリアと検索エンジンの状況
Docomo(以降、iモード) × Google
au(以降、Ez Web、Ez) × Google
Softbank(以降、Y!ケータイ、Y!) × Yahoo!

[2] コーディングについて
基本的にShift-JIS、段組みはしない、画像は(ファイル容量削減のため)時々使用。

■CSSも意外と使えるよ、とのことでこんな図をご披露下さいました。
Y!ケータイ > Ez Web >>>>> iモード
CSS、iモードでは殆ど使えないようです。

※iモードに関して
外部CSS、style定義が不可、要素styleのみ可、XHTML/HTMLの互換不可。

■CSS
□余白の制御:Ez(横幅は不可)、Y!ケータイで可。
□境界線:Ez、Y!ケータイで可。ただしEzは線のスタイル定義は不可。
□文字サイズ:Y!ケータイは太字不可、Ezはサイズ200%定義が不可(携帯自体で大/中/小しかない)。iモードは文字サイズはメーカ−依存になっているため、更に不明。─太字等、フォントに依存するデザインはしないこと。

■CSS対応の結論
iモード:CSSなしでも読めるように
Ez HDML:CSS非対応
Ez XHTML:CSS対応でキレイに表示される
Y! HTML:CSSなしでも読めるように
Y! XHTML:CSS対応でキレイに表示される
i XHTML:余裕が有れば対応する程度の意気込みで良しとする(※私の個人的意見じゃありません)

[3] 携帯サイトのコーディングは何故面倒なのか?

  • キャリア/発売時期によって仕様が様々─現在600機種以上が出回っているらしい。
  • 液晶サイズも様々で画像サイズをどうするか、の問題がある。
  • キャッシュサイズが小さい。
  • 絵文字が各社バラバラである。

■液晶サイズと画像
横幅96px〜480px、どこに合わせるべきか?─答えはないものの、240pxが大体ではないかとのご意見。
また、Y!ケータイは第二世代までGIFが表示出来なかったそうです(PNG画像にて対応)。

■キャッシュサイズ
5KB〜FOMAで100KB(が主流である、というだけ)
※5KB:HTML+画像1枚相当

■絵文字
印象を左右するので、画像の代わりに多用すると効果的である。
ただし、キャリア間での互換性が無い─最近になってやっとEzがDocomoに合わせるようになったので、Y!ケータイも近々対応か?とのこと。

[4] 問題の解決策

  • 古い機種を足切りすべき─どこで?線引きが微妙
  • コンテンツゲートウェイ(※)を使う─高価(200万円程度〜)
  • 携帯サイトASP(一連の流れが1パックに)を使う─自由度が低い
  • MT×ケータイキット(プラグイン)で簡単対応─宮永氏の会社の商品だそうです

(※)コンテンツゲートウェイとは、携帯〜サーバ間にハードウェアを噛ませサーバ側でコンテンツを操作してしまう技術だそうです。

と、いったところでしょうか。
これだけ読んで頂くのでも、結構具沢山盛りだくさんの内容だった事がおわかりかと思います。

後半は空飛ぶ株式会社のお3方による「携帯用サービスにおける実装とデザインの現実」ですが、それはまた次回に……。

Posted by moriya emi|Category: セミナーレポートComments(0)Track Back(0)
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